もっと自由にシンプルに
"メロコアパンクにハマる。
メロコアパンクは、激しさの中にシンプルな
メロディの軽さ、疾走感があり、
曲の長さも平均して2分30秒と短く
「突風」のような空気感で聴き終える。
ライブではバンドも
お客さんも全力でノるというか暴れる。
そんなお客さんを眺めているだけでも楽しめる。
ミュージシャンのMCでも、
日々の鬱憤を晴らせという
気を起こさせるような
反社会的な言動が目立つ。
ライブハウスという狭い空間で
モッシュやダイブ、サークルダッシュなど
危険一杯な所業をしている
お客さんたちを見て非日常を感じる。
仮に公の場で
こんなことをしていたらまず
警察沙汰である。
そんな反社会的行為が許されるのが
メロコアパンクのライブである。
ジェットコースターに乗った時の状態と同じような
脳から日常じゃあり得ない系の
信号がドバドバ発信される。
暴力的な気分にも近い感覚。
パンクバンドのライブ会場では、
必ずディッキーズのハーフパンツを履き、
Tシャツを着てタオルを首に巻くといスタイル。
ドレスコードにも似たような割合で
多くのライブ鑑賞者が入場ゲートに並ぶ
ファンの方々の光景がある。
元々は路地裏に屯ろする
アンダーグラウンドな世界のカルチャー。
ディッキーズをはじめとした
ワークパンツ、Tシャツ、ワークシャツ、タオルは
身を危険に晒して働く肉体労働者の服装。
そのため動きやすさと
丈夫さが要求されるため
生地は厚く、
ゆったりとしたサイズが選ばれ、
ラフな着こなしになる。
衣服についたペンキの跡は
彼らの努力の賜物である。
それが現代でもペンキアートとしてかっこいい!
と思われるように受け継がれている。
ボックスロゴやドロドロとしたアートは
作業員のファッションからきている。
丈夫でラフで遊び心のあるスタイルが
ストリートファッションである。
その反面、
Tシャツにプリントされる
アートなど反社会的な一面がある
そんな反社会的でシンプル
そして唯一の制作をしていきたい。